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「本の雑誌」アンケート

今月号の「本の雑誌」の「2008年、私のマル秘新作!」というアンケート特集に寄稿しています。
依頼があった時は何も考えず、その場で原稿を書いてメールをしたのですが、献本が送られてきてびっくり。あいうえお順で掲載するだろうから、私、碧野(あおの)圭がトップなのはまあ、予想しておりましたが、私の次に浅田次郎さん、あさのあつこさん、嵐山光三郎さんと続く。全部で70人もの作家さんがアンケートに答えているのですが、超ゴージャスなメンバー。ほかにも、江國香織さんとか小川洋子さん、北方謙三さん、村上春樹さんまで。さすが「本の雑誌」と言うべきか。
しまったな、だったらウケを狙わず、もうちょっと真面目に書けばよかったと反省しました。しかし、単純に作家と括られると、私も村上さんも同列なんだなあ、と今さらながら感心したりして。

それにしても、依頼があったときは「2008年度の予定を教えてください」ということでしたが(4月発売号だしね)、アンケートを受けたみなさんはほとんど2008年の予定と思って書かれていますね。
私自身も、会社員時代は年よりも年度単位で1年を考えていました。上半期の予算に点数が足りないとか、年度末までに予算がクリアできるか、とか、そんなことばっかりやってきたから。だけど、作家としては年度を意識することはまったくといっていいほどない(母親としては、年度が変わると子どもの学年が変わるということはありますが)。今年とか来年とか、1年単位で漠然と考えることが多いです。まあ、今のところ書き下ろししかやっていないからでもありますけど。
ほかの作家さんもおそらくそうなんだろうな、と思います。結果的には、年度という括りは無くなっていましたから。

しかし、作家さんによって本当に仕事のペースが違いますね。1年で10冊以上の予定がある人もいれば、年間の予定が見えない人もいる。綿密に仕事の計画を立てる人もいれば、気分次第、という人もいる。その辺、見ているだけで、楽しめました。

私の予定としては、今年は3冊出したい。すでに、荒い形では3冊分の原稿があるので、なんとか今年度中に形にしたいなあ(そのうち2冊については、もうすぐ発売時期も決まりますが)。
あと、今年度中に発売できるように、新作を秋までに書きあげたい、ということかな。まあ、実現可能な目標なので、なんとか頑張りましょう。

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体調不良

日曜の夜から頭痛。肩や首の凝りが頭にまで達するといういつもの症状。とくに右側が酷い。月曜になってますます酷くなったので、鍼に行く。ここはもう20年も通っているところだが、いつもとは違う先生に初めてお願いしてみる。先生は、
「凝りが固まっていますね。右よりも左の方が酷いですよ」
それで治療してもらったら、途端に疲労感と痛みでぼーっとなって布団に寝付く。

この感じ、何かに似ているなあ、と思ったら、風邪の症状だ。実は私はもう15年以上も37度以上の熱が出たことがない。子どもが小さい頃、「風邪引いたな。この分では熱が出そうだな」と思った途端、自分より先に子どもが熱を出した。それで上がり掛けた自分の熱を無意識に止めたらしい。それ以来、熱を出すことができなくなった。
東洋医学的には、時々熱が出た方がいいのだそうである。熱が出ることで悪いものが燃焼され、身体がすっきりするのだそうだ。それが私はできないから、もやもやと身体の中に悪いものが溜まっている気がしないでもない。

鍼に行ったあと、3日ばかりこんこんと寝ていました。だるくてパソコンに向き合う気力もないし、本を読むのもだるい。テレビの音は頭に障る。食欲もないのでほぼ絶食。ただただ、ぼーっと寝ておりました。ここ数年溜まっていた疲労が、ようやく出てきたのかな。
今日はようやく起き上がれるくらいに回復。これだけ寝込んだのだから、蓄積疲労もかなり解消されたことでしょう。さあ、元気を出して、仕事、頑張ろう。

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資料集め

前回の「ブックストア・ウォーズ」を書いた時は、それなりに資料を集めました。やっぱり知らない業界のことを書くのであれば、ちゃんと研究しなければ、と思います。
しかし、今回はまた編集者の話なので、資料本は一切読んでいない。仕事の内容はまあ、わかるし、それぞれの編集部でローカルルールがあることも知っているので、小説の背景に書くくらいはなんとか描写できる。

むしろ今回は風俗的なことを調べました。たとえば、お洒落な男の着る服って、どんなだろう、とか。青山近辺で夜遊びするとしたら、どんなところがいいだろう、といったこと。息子が持っていた「ファインボーイ」のような雑誌も参考にしましたが、この程度であれば、ネットが役に立ちますね。何か音楽を演奏しているようなレストランはないかな、と思ってグルメ情報を検索すると、いくつか出てくる。「ブラジル料理で、サンバの生演奏をしているお店」というのを見つけて、その情報を読んでみる。1軒だけでなく、同じような店を3,4軒チェックし、その写真と文章の説明を読んで、小説に出てくる店はきっとこんなだろうと想像を膨らませる。
小説のキーになるような場所であれば、自分がよく知っている店を選ぶか、足を運んで確認しますが、1シーンくらいしか出てこない場所であれば、それで十分書けちゃうんですね。具体的なメニューの名前をちらっと出せば、それで臨場感も出るし。

これがネット出現以前は、たいへんだっただろうな。こんなことひとつ調べるにも、本屋に行ってグルメ雑誌を探さなければならないし、そういう本はたいていは地域別になっているから、生演奏の聞ける店ということでは検索はしにくいし。
なにより、ちょっとしたシーンを書くために、パソコンの前を離れて本屋に探しに行くという作業が苦痛だろうと思う。だったら、もうちょっと手の内の店にしてしまえ、ってことになるだろうな。
いやはや便利な時代になりました。もちろん、パソコンで調べられることには限界があるし、全面的に頼るつもりもないけれど、この程度の風俗的なことだったら、むしろ雑誌よりも便利だ、と今回は痛感した次第。

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嵐の入学式

朝、目を覚ましたら台風かと思うような雨と風。
しかし、次男の高校の入学式。頑張って行きました。

家を出て5分も歩かないうちに、大風で傘が壊れた。
山手線がすごい混雑で、右足の置き場がなくてしばらく片足で立っていた。
乗り換えの地下鉄が10分近く遅れた(東京では珍しい)。
そんなわけで、散々でした。息子のこれからの高校生活を象徴しているんではないか、とちょっと不安になったりもして。

もっとも、入学式は無駄な長話もなく、最初と最後に流れた上級生のコーラスも美しく、感動的でした。きっと、雨降って地固まる高校生活になるのだろう、と信じたい。

明日から弁当作りも始まる。長男は必要ないので、弁当を毎日作る生活というのは今回が初めて。息子が高校生活になじむかよりも、実はそちらの方が心配。なんとか3年間、頑張らなきゃ。

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東野圭吾さん

先日、担当編集者と打ち合わせをした。
そこを直せば確かによくなる、というポイントを編集者からいくつか指摘された。こうしよう、というイメージも浮かんでいるので、その通りに直すことができれば、現状より1割方はよくなるだろう。全面的に原稿に手を入れなければならないので、作業がたいへんだけど、とにかく頑張ろう。

打ち合わせをした後、小説の取材を兼ねて編集者にあるお店に連れて行ってもらった。そこで、偶然、東野圭吾さんにお目にかかる。写真でしか拝見したことがないのですが、お店に入ってきた途端、わかりました。すごいオーラがあった。
今までにも売れている作家さんを何度も見たことがあるけど、あんなにオーラのある方は初めてでした。プライベートの席だったのですけどね。さすが、今一番のっている作家さんだなあと思いました。
あんまりまぶしいので、私の方は東野さんの邪魔をしないようにそそくさとお店を出てしまいました。私がいるのも場違いな感じがしたので。だけど、ペンネームも似ていることだし、そのうち、ちゃんとご挨拶できるようになりたいものだ、と思いました。

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