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「パルティ」に載りました

とちぎ男女共同参画推進情報誌「パルティ」のVOL.116の書評欄に「辞めない理由」を取り上げていただきました。同時に取り上げられているのは「女性の品格」。基本的には新しい本を紹介する欄だと思うのですが、発売して1年以上経つ私の本を取り上げていただいたのは、それだけこの雑誌の趣旨にあっていると評価していただけたのだと思います。

ワーキングマザーの実態というのはあまり知られていない。当事者があまり語らないからだ。仕事にプライベートは持ち込まない、というのは会社員にとって不文律のようなものだし、仕事をするうえで子どもを言い訳にしたくないと本人が思えば、なおさらだ。そのことで足を引っ張られることも少なくないし。
私自身、子どものために会社を休んだり、早退するときでも、極力それを言わなかった。なるべくほかの理由をでっちあげてごまかしてきた(ごまかしきれない時もよくありましたけどね)。男性優位の会社にいるワーキングマザーは、きっと同じようなことをしているだろうと思う。だから小説でそれを書きたかったし、それを読んで「よくぞ書いてくれた」と言ってくださった方は、きっと同じところで戦っている人たちだろう。

だが、本当は私の本なんか必要ないくらい、みんながこうした問題に理解を示してくれるのが一番なのだ。男女共同参画推進に関っている方たちは、そういうことを理想としているのだと思うし、その想いが広がっていけばいいと思う。今回送られてきた見本誌を読むと、こういう問題に関心を持つ男性も増えてはきているようだ。それでも少しは社会も変ってきたのだろうか。こうした雑誌が出来ること自体、変革の兆しといってもいいのだろうか。
「産む機会」発言をした厚生労働大臣が責任を問われないこの国で、男女共同参画はどこまで浸透していくのだろうか。現実の厳しさを想いつつ、新しい社会の動きに期待もしている。

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ゲラ

2作目のゲラが出てきた。
2作目の発売元は、今では数少ない社内校正室がある出版社。噂では、原稿にめちゃめちゃ赤が入ってくるという話しだったので、楽しみにしておりました。

いやー。思ったほど多くはなかったんですけど、いろいろ赤が入っています。資料もべたべた貼ってあるし。嬉しいですね。自分の原稿がきちんと読まれて、こうしたらもっとよくなる、とアドバイスされている気がします。

編集者の赤というのも基本的にはそうなんだけど、内容に踏み込んだ指摘もされるので、編集者の個人的好みとしか思えない指示とか、解釈の相違からくる指摘も時にはある。そうなってくると、こちらとしては必ずしも諾といえないので、緊張感を強いられる。
その点、校正とか校閲の方の指摘は内容というより言葉の使い方や内容の整合性についてなので、素直に聞くことが出来るのだ。
だいたいは、指摘されていることの方が正しいし。それで、少しずつ校正者の疑問を原稿に反映させていると、原稿が確実によくなっていくのがわかる。書き手としては、それはなにより嬉しい。

なんて喜んでいるのは実は未熟な証拠だったりもしますが。自分の書いたものにプライドを持っている作家さんは、一言一句ゆるがせにせず書いているので、そうそう校正者の指摘を受けることもないだろうし、指摘されるのは屈辱、と思うんでしょうね。
まあ、いずれはそうなりたいものだと思いますが、とりあえず今はプロの校正者に「さすがプロ」と思うような鋭い指摘を受けて、単純に嬉しがっております。編集者以外の人の目に触れて、ようやく作品が完成に向かって進んでいる気もするし。そんなわけで、上機嫌でゲラの作業をしている。

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