パソコン講習会

暇だから、というわけでもないが、区の主催するパソコン講習会に出掛けた。

パソコンについては、仕事でそこそこ不自由しない程度には扱える(つまり扱えるのはワープロと、メールと、インターネット機能のみ)のだが、画像の取り込みとか処理についてはまったく駄目。夫や息子が得意なので、ついつい頼んでしまうから。そういえば、独身の頃は、ステレオの配線とかも自分でやっていたのに。結婚して、夫頼みになって、堕落したんですね。一方、夫は独身の頃は自炊だったはずなのに、今では夜食のラーメンを作る以外はまったくやらない。どっちもどっち、ってやつですか。

受けたのはデジカメと連動させたパソコンの扱い方を教えてくれる講座。
面白かった。いままでうろ覚えだったのが、こうやればいいのか、とわかったことがいろいろあって。自分はデジカメひとつ満足に扱えていなかったんだなあ、と実感する。オートでもズーム機能が使えたんだね、なんてことすら知らなかったよ。説明書を読まない人間って、その程度のものさ。

そんなわけで、3回の講習会が終わったあとは、スキルがずいぶんあがることでしょう。そうしてこのブログも、画像をいろいろ貼った美しい画面になるんじゃないかな?
どうなることやら、乞う、ご期待。

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東海道四谷怪談

新橋演舞場で5月大歌舞伎を観る。

通し狂言の「東海道四谷怪談」。例のお岩さんの出てくる話。実は「四谷怪談」についてはあまり知らず、せいぜい京極夏彦さんの「嗤う伊右衛門」(もちろん、これはよく知られた話とは違っているのですが)を読んだくらいで。ほとんど白紙に近い状態で舞台を観たのだが、すごく面白かった。
歌舞伎は役者で観るものだと思っていたけど、これはシナリオがよかった。歌舞伎は面白ければなんでもありで、同じ登場人物の話なのに、幕が変わると鎌倉時代から江戸時代に話が飛ぶくらいのことは平気でやったりする。それに、封建社会の道徳観とか美学は現代人にはぴんとこないものもある。簡単に人を殺したり、自害したりするし。まあ、そういうお約束だと理解したうえでいつもは舞台を楽しんでいるんですけど。

だから、今回観て、歌舞伎でも現在人に納得できる心理描写をしているものがあるんだな、と驚きました。善人でも憎まれるような面を持っていたり、悪人にしても哀れさがある。それぞれの登場人物が心理的に追い込まれていく過程をちゃんと描いている。
一番、感心したのはやはり有名な「髪梳き」の場面。お歯黒をして髪を梳く、そこを長く見せることで女が怨念に取り憑かれていく怖さを表現する。それでいて、とり憑いて殺す瞬間は一瞬で終わらせる。見事だ。普通の作者であれば、幽霊がとり憑いて殺されるシーンを延々描写し、さらに殺される側、それを見守る側の嘆きを延々語らせるだろうな、と思う(現代の作り手でも、それはやりがち)。そちらの方がわかりやすいから。だけど、それをやればやるほど「怖さ」というものから遠ざかる。
さらに言えば「怖さ」というものを単純な霊現象と取らない深さがあるから、こうした場面を作り上げたのだろう。

古典の知識がないので、誰が作者なのか知らなかったのですが、四世鶴屋南北なんですね。歴史の教科書で名前を見るような、時代を代表する書き手なわけで、よく出来ていると思うのが当たり前か。もちろん、それを見事なシーンにしているのは、役者と演出の力あってこそだけど。

残念ながら通しといいつつ、全幕では長すぎるので後半が大幅カット。ばたばたとエンディングになってしまいました。昔は2日がかりで上演した芝居だというから、これは仕方ないことですが、いつか全幕観たいものだと思いました(なかなか今の舞台に掛かるのは難しいと思うけどね)。

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読書の効用

自分で出来る分の直しは終わった。
あとは編集者からの返事待ち。この期間が一番、落ち着きません。また、直しが入るかもしれないので、今まで書いていた作品のテンションを自分の中に残さなきゃいけないし。だけど、さすがに半年以上、同じ作品世界に浸っていたので、そろそろ次に移りたくもあるし。

そんな宙ぶらりんな気持ちだけど、ようやく人の作品も読めるような感じにはなってはいる。書いている作品がある意味、完全に自分のものになったので、ほかの作品に触れても今なら影響されないってことでしょうか。
昨日、久々に読書。小川洋子さんの「凍りついた香り」。小川さんの作品は好きなので、ばらばらと読んでいて、たまたまこれはどこかで買って、書棚に置きっぱなしになっていたもの。自分の書くものとは全然、違うものが読みたかったんですね、きっと。
久しぶりの読書は気持ちよかったなあ。小川さんの作品特有の静謐な雰囲気というのがとてもよく出た作品で、読んでいる間、心穏やかになれました。
自分の中にあって、だけど普段は出てこないような感情とか意識が浮かび上がってくる、あるいは増幅される、それが読書の効用だと私は思う。小川さんの本というのは、本当に繊細な、知的な、感覚的な何かを呼び覚ますところがあって、それが押し付けがましい形ではなく、内省的な形で問い掛けられる。そういうところが、すごく好き。

まあ、自分との差を考えると絶望的になるんですけどね。でも、そういうものだからこそ、読んでみたいと思うアンビバレンツもあったりするわけで。まあ、そんなわけで、しばらくは読書三昧になるでしょう。

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人混みが嫌い

って、まあ、人混みが好きな人はそんなにいないと思うんですけど。
今日、ちょっと用があって新宿に行き、すっかり人混みが苦手になっている自分を発見する。ついでに靴でも買おうと思っていたのに、それすら嫌で、一刻も早く家に帰りたい、といてもたってもいられなくなって、そのまま帰ってきてしまった。
だけど、自分も都心(山手線沿線)に住んでいるのに。
中野区、新宿区、豊島区、千代田区、渋谷区、港区あたりが行動範囲だというのに。
というか、そこから出ることは1年のうちでも数えるほどしかないというのに。
ずっと家に篭っているうちに、すっかり都心が苦手になってしまった。いまや、高田馬場以上の都会には行けないかもしれない。なんか、ちょっとショックだった。

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息も絶え絶え

原稿の直し、あと一息で終わる。
なので、毎日、単調な日々。朝、5時ごろ目が覚めると今日、直すシーンのことを布団でぼーっと1時間くらい考え、平日であれば6時過ぎには起きだして次男の弁当と朝食の準備をする。夫と息子を家から送り出すと、原稿の直しにかかる。書いては考え、書いては考えしているうちに夕方。原稿を中断してテレビを見ながら、夕食の支度。何か足りないものがあれば買い物に。
夕食が終わったあとはだらだらして、時にはちょっとストレッチなどをする。11時には眠くなって布団に入る。
そんな具合。まあ、週に2回はストレッチの教室に出掛けるし、時には買い物で駅の方に出掛けたりもするけれど、ほぼこんな感じ。あ、土日はちょっと違いますけど。

だから、ブログに更新するネタすらない。つまらない毎日、といえばそう。
だけど、本人、結構幸せ。頭の中の物語の世界に浸ってるのが楽しい。脳内世界で満足している。けれど、本人気づかないうちに、結構、疲れが溜まっているらしい。整体の先生に「睡眠不足ではないか?」と聞かれる。そういう症状が身体に出ているらしい。睡眠が浅く、疲れが取れていないのだそうだ。確かに、身体がだるい。結構、息も絶え絶えな感じ。でも、本人あんまり自覚がない。だから、やばいんよね。身体のことに意識が回っていないということだから。

あと少しで今の分に決着が着くから、そうしたらしばらくは遊ぼう。何も考えず、人と会ったり、いろいろインプットもしなけりゃな、と思いつつ、作業を続ける。

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プレジデントファミリーに載っています

現在、3作目4作目の原稿の直しの作業中。集中しているので、ほかのあらゆることが面倒になっております。そんなわけで、こちらの更新も滞っております。すみません。

ところで、発売中の「プレジデントファミリー」6月号、巻頭特集で「親子の『困った!』すべて解決70問」という大特集を組んでいます。ひとつの質問にひとりの人が答えるという形式で、なんと70問。1問につき1頁割いているので、70ページの大特集です。コメンテーターも70人いるわけですが、そこで私も回答しております。
私に与えられた質問は「共働き母、残業し放題の人には勝てず、憂鬱になる」どうしたらいいか、というもの。
まあ、実際にやってきたことなので、自信を持って回答しました。よければ、読んでみてください。
それにしても、この特集、いろんな人が回答していて、学者から芸能人までバラエティに富んだ人選。もちろん、島田雅彦さんや海堂尊さん、中村うさぎさんのような作家の方も含まれて居ます。回答の仕方も人それぞれで、真面目に回答している人もいれば、ふざけているのか本気なのかわからないようなものもあり、こういう答え方もあるのか、と勉強になる人もあり。個人的にもとても楽しめました。

ちなみに、ほとんどの人はインタビュー回答ですが、私は回答を執筆しています。そんなところもチェックしてみてください。

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「本の雑誌」アンケート

今月号の「本の雑誌」の「2008年、私のマル秘新作!」というアンケート特集に寄稿しています。
依頼があった時は何も考えず、その場で原稿を書いてメールをしたのですが、献本が送られてきてびっくり。あいうえお順で掲載するだろうから、私、碧野(あおの)圭がトップなのはまあ、予想しておりましたが、私の次に浅田次郎さん、あさのあつこさん、嵐山光三郎さんと続く。全部で70人もの作家さんがアンケートに答えているのですが、超ゴージャスなメンバー。ほかにも、江國香織さんとか小川洋子さん、北方謙三さん、村上春樹さんまで。さすが「本の雑誌」と言うべきか。
しまったな、だったらウケを狙わず、もうちょっと真面目に書けばよかったと反省しました。しかし、単純に作家と括られると、私も村上さんも同列なんだなあ、と今さらながら感心したりして。

それにしても、依頼があったときは「2008年度の予定を教えてください」ということでしたが(4月発売号だしね)、アンケートを受けたみなさんはほとんど2008年の予定と思って書かれていますね。
私自身も、会社員時代は年よりも年度単位で1年を考えていました。上半期の予算に点数が足りないとか、年度末までに予算がクリアできるか、とか、そんなことばっかりやってきたから。だけど、作家としては年度を意識することはまったくといっていいほどない(母親としては、年度が変わると子どもの学年が変わるということはありますが)。今年とか来年とか、1年単位で漠然と考えることが多いです。まあ、今のところ書き下ろししかやっていないからでもありますけど。
ほかの作家さんもおそらくそうなんだろうな、と思います。結果的には、年度という括りは無くなっていましたから。

しかし、作家さんによって本当に仕事のペースが違いますね。1年で10冊以上の予定がある人もいれば、年間の予定が見えない人もいる。綿密に仕事の計画を立てる人もいれば、気分次第、という人もいる。その辺、見ているだけで、楽しめました。

私の予定としては、今年は3冊出したい。すでに、荒い形では3冊分の原稿があるので、なんとか今年度中に形にしたいなあ(そのうち2冊については、もうすぐ発売時期も決まりますが)。
あと、今年度中に発売できるように、新作を秋までに書きあげたい、ということかな。まあ、実現可能な目標なので、なんとか頑張りましょう。

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体調不良

日曜の夜から頭痛。肩や首の凝りが頭にまで達するといういつもの症状。とくに右側が酷い。月曜になってますます酷くなったので、鍼に行く。ここはもう20年も通っているところだが、いつもとは違う先生に初めてお願いしてみる。先生は、
「凝りが固まっていますね。右よりも左の方が酷いですよ」
それで治療してもらったら、途端に疲労感と痛みでぼーっとなって布団に寝付く。

この感じ、何かに似ているなあ、と思ったら、風邪の症状だ。実は私はもう15年以上も37度以上の熱が出たことがない。子どもが小さい頃、「風邪引いたな。この分では熱が出そうだな」と思った途端、自分より先に子どもが熱を出した。それで上がり掛けた自分の熱を無意識に止めたらしい。それ以来、熱を出すことができなくなった。
東洋医学的には、時々熱が出た方がいいのだそうである。熱が出ることで悪いものが燃焼され、身体がすっきりするのだそうだ。それが私はできないから、もやもやと身体の中に悪いものが溜まっている気がしないでもない。

鍼に行ったあと、3日ばかりこんこんと寝ていました。だるくてパソコンに向き合う気力もないし、本を読むのもだるい。テレビの音は頭に障る。食欲もないのでほぼ絶食。ただただ、ぼーっと寝ておりました。ここ数年溜まっていた疲労が、ようやく出てきたのかな。
今日はようやく起き上がれるくらいに回復。これだけ寝込んだのだから、蓄積疲労もかなり解消されたことでしょう。さあ、元気を出して、仕事、頑張ろう。

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資料集め

前回の「ブックストア・ウォーズ」を書いた時は、それなりに資料を集めました。やっぱり知らない業界のことを書くのであれば、ちゃんと研究しなければ、と思います。
しかし、今回はまた編集者の話なので、資料本は一切読んでいない。仕事の内容はまあ、わかるし、それぞれの編集部でローカルルールがあることも知っているので、小説の背景に書くくらいはなんとか描写できる。

むしろ今回は風俗的なことを調べました。たとえば、お洒落な男の着る服って、どんなだろう、とか。青山近辺で夜遊びするとしたら、どんなところがいいだろう、といったこと。息子が持っていた「ファインボーイ」のような雑誌も参考にしましたが、この程度であれば、ネットが役に立ちますね。何か音楽を演奏しているようなレストランはないかな、と思ってグルメ情報を検索すると、いくつか出てくる。「ブラジル料理で、サンバの生演奏をしているお店」というのを見つけて、その情報を読んでみる。1軒だけでなく、同じような店を3,4軒チェックし、その写真と文章の説明を読んで、小説に出てくる店はきっとこんなだろうと想像を膨らませる。
小説のキーになるような場所であれば、自分がよく知っている店を選ぶか、足を運んで確認しますが、1シーンくらいしか出てこない場所であれば、それで十分書けちゃうんですね。具体的なメニューの名前をちらっと出せば、それで臨場感も出るし。

これがネット出現以前は、たいへんだっただろうな。こんなことひとつ調べるにも、本屋に行ってグルメ雑誌を探さなければならないし、そういう本はたいていは地域別になっているから、生演奏の聞ける店ということでは検索はしにくいし。
なにより、ちょっとしたシーンを書くために、パソコンの前を離れて本屋に探しに行くという作業が苦痛だろうと思う。だったら、もうちょっと手の内の店にしてしまえ、ってことになるだろうな。
いやはや便利な時代になりました。もちろん、パソコンで調べられることには限界があるし、全面的に頼るつもりもないけれど、この程度の風俗的なことだったら、むしろ雑誌よりも便利だ、と今回は痛感した次第。

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嵐の入学式

朝、目を覚ましたら台風かと思うような雨と風。
しかし、次男の高校の入学式。頑張って行きました。

家を出て5分も歩かないうちに、大風で傘が壊れた。
山手線がすごい混雑で、右足の置き場がなくてしばらく片足で立っていた。
乗り換えの地下鉄が10分近く遅れた(東京では珍しい)。
そんなわけで、散々でした。息子のこれからの高校生活を象徴しているんではないか、とちょっと不安になったりもして。

もっとも、入学式は無駄な長話もなく、最初と最後に流れた上級生のコーラスも美しく、感動的でした。きっと、雨降って地固まる高校生活になるのだろう、と信じたい。

明日から弁当作りも始まる。長男は必要ないので、弁当を毎日作る生活というのは今回が初めて。息子が高校生活になじむかよりも、実はそちらの方が心配。なんとか3年間、頑張らなきゃ。

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